◆ログホラ・ウェンズディ:エクストラトラック
皆様こんにちは、「ログホラ・ウェンズディ」担当のエリッサです。毎週水曜日に更新の「ログホラ・ウェンズディ」の進行とTwitterでの告知を受け持っております。初めての方も、すでにお馴染みの方もよろしくお願いします。
「ログホラ・ウェンズデイ」は、『ログ・ホライズンTRPG』をより楽しんでいくためのさまざまな情報をお届けするWeb情報媒体なのですが、今回は号外その2。イベント「ジャパンゲームコンベンション2014」の様子をお知らせします。
◆アナログゲームの祭典「ジャパンゲームコンベンション2014」をレポート
2014年8月29日から31日までの三日間、神奈川・新横浜プリンスホテルにて、アナログゲームの宿泊型イベント、ジャパンゲームコンベンション2014が盛大に開催されました。
国内最大規模といっても過言ではないアナログゲームの祭典に、「ログ・ホライズンTRPG」も出展することになり、エリッサも広報担当として従軍して参りました。
物販コーナーには最新の商品が並び、各メーカーのブースではトークショーや、体験ゲーム大会が行なわれ、大変賑やかなコンベンションです。その様子をレポート形式でお届けしたいと思います。遊びつくした三日間のお話に、どうか最後までお付き合いくださいませ。
◆ジャパンゲームコンベンションってなに?
ジャパンゲームコンベンション(以下JGC)とは、毎年夏に開催されている日本のアナログゲームのイベントです。企業主導のイベントであり、国内でアナログゲーム(TRPGやボードゲーム、カードゲームなど)を販売している多くのメーカーが参加しています。全国からアナログゲームファンが一同に集まり遊びつくす三日間は、まさに祭典と呼ぶに相応しい賑わいです。
JCGは海外のアナログゲームの大型イベント(オリジン・ゲーム・フェアなど)のような、メーカーの枠を超えた大型イベントを日本でも、ということで始まったそうです。1996年から毎年行なわれており、今回で19回目を迎えるとのこと。
近年のJGCは大体8月の最終週の金曜日から日曜日にかけて開催されています。宿泊型ですが、当日のみの参加も可能。もし、このレポートを読んで参加したくなったのならぜひ来年参加してみてくださいね。
それでは、実際のイベントの内容や様子を、ご紹介していきます。
◆会場に到着そしてオープニング
2014年8月29日、曇天。時間によってはちょっと小雨がパラついたりも。神奈川県は新横浜プリンスホテルにて、ジャパンゲームコンベンションが開催されました。東京駅から新幹線で18分の新横浜を最寄り駅とし、そこから歩いて10分かからない程度の立地にある、42階建ての綺麗な大型ホテルです。
到着時点で既に100人を越える人が受付列に並んでおり、以降の入場も考えるととてつもない数のゲーマーが全国から集まっていました。
開会式で運営やゲストの方々の紹介を聞いておりますと、突如会場に現れるローブのご老人、その手には剣のような長さの光る棒が! アナログゲーム業界の長老・鈴木銀一郎様が「らいとせえばあ」を携えて入場! 〈エルダー・テイル〉歴で言うと御年だいたい1000歳の騎士です。これにはさすがのエリッサも仰天いたしました。鈴木銀一郎様は壇上から激励とともにフォースの加護を参加者の皆様に与えて下さり、「三日間遊ぶぞー!」「寝ないで遊ぶぞー!」の号令と合唱が会場に響き渡りました。なお鈴木銀一郎様曰く「私は寝ますけどね」だそうです。
エリッサも健康に気をつけてレポートするつもりでした。この時点では。わんおぺののろいです。
◆こんなイベントがある!
JGCでは参加者の皆さんが自分達で様々なゲームの卓を立てたり、メーカーの皆様がいろいろなイベントを催されたりなど、昼夜を問わず活気に溢れています。
それでは、どんなイベントが開催されていたのか、コンベンションのスケジュールから抜粋してみましょう。
- Aの魔法陣×ログ・ホライズンTRPGトークショー
- ライブRPG「ナイトウィザード The 3rd Edition」
- 鈴木銀一郎ライブRPG「満月の夜の人狼村β版」
- ゴーストハンター ミニライブ
- ドラゴンを倒せ!2014
- 井上純一吼える2014
- YSプレゼンツ キルデスビジネス シーズン2014 公開収録
- Role&Roll新作発表会
- 各社ゲーム体験会
- 各社ゲームコンベンション
- フリープレイ
JGCの魅力はいくつもありますが、なんといってもメーカーとユーザーが直に接することができることでしょう。トークショーや、企業主催のゲーム卓など、様々なイベントが目白押しです。またJGCにあわせて新製品を出すことも多く、一般発売前に販売ブースに並ぶことも多いようです。それどころか、まだ開発中のゲームのテストプレイが行なわれたこともあったようです! こうしてリストを見ていても目移りしてしまいますね。
◆物販ブース
会場では物販ブースも賑わっていました。きらびやかなダイスにトークンはゲーマーにとってはまさに宝石。日本のアイテムだけではなく、海外の翻訳商品や同人アイテムも並んでおり、まさにアナログゲームの展覧会の様相。連日売り切れが続出したのも納得の充実です。
KADOKAWAエンターブレインブース (http://www.enterbrain.co.jp/hobby/trpg/)
我らが「ログ・ホライズンTRPG」を出版して下さってるエンターブレインの物販ブースです。ログインTRPGシリーズとしてさまざまなアイテムを展開中。「ナイトウィザード The 3rd Edition」の新作サプリメントや一般書なども販売され、2000円の購入ごとに缶バッジをプレゼントする企画もありました。
ゲーム・フィールドブース (http://www.fear.co.jp/index.htm)
こちらは数々のヒット作を生み出されているFEARの販売部であるゲーム・フィールドの物販スペースです。あらゆる作品のルールブックやリプレイが所狭しと並べられています。こちらはトーキョーN◎VAのタロットカードでしょうか?
COSPAブース (http://www.cospa.com/)
こちらはCOSPAのブースですね。さまざまなマジックアイテム……でしょうか? パーカーに指輪、トートバッグなどを扱ってらっしゃいました。エリッサもアイテム袋を買っておけばよかったと、少し後悔しております。
なお、COSPA様は近々『ログ・ホライズン』のグッズを扱っていただくことになっております。何卒よしなにお願い申し上げます。
Sunset Gamesブース (http://www.sunsetgames.co.jp/)
大阪の老舗、サンセットゲームズのブースです。色とりどりのダイスはまるで宝石の様に輝いていました。普段目にすることが無いような珍しいダイスもありましたよ。ここならばお気に入りのゲームアクセサリも見つかりそうです。
プレイスペース広島ブース (http://www.ps-hiroshima.com/index.htm)
こちらはプレイスペース広島のブースです。遠く広島県からいらっしゃっていました。こちらは非常に多くの同人ゲームが取り扱われています。今年のコミケでも買い付けにいらしてた姿をよく覚えています。
Role&Roll Stationブース (http://www.arclight.co.jp/r_r_s/)
TRPG&アナログゲームのサポート誌「Role&Roll」直営店である、Role&Roll Stationのブースです。出たばかりのTRPG関連書籍がずらりと積み重なって並ぶのは壮観です。もちろん最新号のRole&Rollもばっちり。
◆エンターブレイン「ログ・ホライズンTRPG」担当の榊原女史に突撃!
物販ブースを取材していましたら、エンターブレインの榊原女史がいらっしゃいました。榊原様は『ログ・ホライズンTRPGルールブック キミも〈冒険者〉になれる!』や『ログ・ホライズンTRPGリプレイ ごちそうキッチンと病の災厄』の担当編集者さまです。せっかくですので、いろいろとお話を伺ってみました。
榊原女史も可愛らしい笑顔の方でした。エリッサも広報担当として精進してゆきたいところです。
〈冒険者〉の方も〈一般特技:テニショク〉を習得すれば〈サブ職:カチグミ〉になれるといっておりました。コトブキタイシャ・クエストはエリッサには荷が重そうですし……。
◆「ログ・ホライズンTRPG」セッションその1
こちらは「ログ・ホライズンTRPG」の開発チームである七面体工房による公式セッション二日目の様子です。毎回セッションは満席状態でした。たくさんの人に遊んでもらえて、エリッサも広報担当として鼻が高いです。
なんと、シナリオを担当したジョーハウゼン氏(通称CJ)の代理人として、USAから熊のぬいぐるみが駆けつけてくれました(手触りがすごく、もこもこです……)。ホワイトボードを支えたり大活躍だったようです。
実際のプレイ風景もご覧ください。細い空中通路を進む〈冒険者〉たち……そこに突然ドラゴンが!!
どのセッションも終始スムーズに、そして和やかな雰囲気で進行していました。参加された皆さんが、GMと一緒にログホラを楽しもうとしてくれた結果ですよね! 姫様にも協力や勤勉と言うことをもう少しお教えせねば……。
◆JGC食事アラカルト
宿泊型イベントと言えば、食事も大きな楽しみ。三日間という長丁場を乗り切るためにもけっしておろそかにできません。また遠来の友人と暖かい食卓を囲めば、ゲームの場とはまた違った雰囲気で会話も弾むことでしょう。
ここではエリッサたちがいただいたお食事をちょっとだけご紹介いたしますね。
左上は、ホテルのブッフェでいただいた朝食バイキングです。こちらは洋食系のお料理となっておりますが、和食のラインナップも豊富に取り揃えておられました。
次に右側の上下の写真ですが、ホテルのすぐ近くのイタリアンのお店でいただいたものです。コースをお願いしたのですが、中でも薪窯で焼かれたジェノベーゼピッツァは絶妙な焼き加減。ほっぺたが落ちてしまいそうでした。パイナップルのタルトも程よい甘さと酸味が印象的でした。
左下は駅レストランでいただいた、野菜を中心としたバイキングです。ダイコンに沁みたお出汁がとても素晴らしく、ぜひ姫様にも味わっていただきたいと思いました。
◆しかし裏では残虐な缶詰事件も!
二日目午後には「ログ・ホライズン」シリーズキャラ原案ハラ先生が到着、エリッサもご挨拶したのですが、どこかに連れ去られてしまいました! その後エリッサの〈サブ職:エルダーメイド〉をフル活用したミッションの結果判明したのは、橙乃先生と一緒に書籍化作業およびサイン本を作るために監禁されていたとのこと。
差し入れに行きますと、ハラ先生はJGC専用のサイン本をつくっている最中。ファンの皆さんに喜んでいただきたいとのことで、美しくも可愛らしいイラスト(一品もの)をルールブックに描かれていました。これらは物販ブースで販売された様子。
入手された人がツイッターで喜ぶ一幕もみられました。エリッサもサインが欲しかったです!
◆Aの魔法陣×ログ・ホライズンTRPGトークショー
こちらのイベントは深夜開催にもかかわらず、両日共に約80名におよぶファンの皆様がいらっしゃいました。会場はあまり大きくなかったのですが、おかげでファンの皆様とパーソナリティの方々との距離がとても近く、トークショーはとてもアットホームな雰囲気に包まれていました。
メインパーソナリティは、司会進行を是空とおる先生、そして「ログホラTRPGリプレイ」に登場する「マスダさん」さんでおなじみの芝村裕吏先生、「Aの魔法陣ルールブックVer4」でコミックを担当された高渡あゆみ先生、そしてご存知橙乃ままれ先生の皆様が務めてらっしゃいました。
是空先生、芝村先生はまるで我が家のようにとてもリラックスした雰囲気! そのためかJGCは初参加となるままれ先生も、とても落ち着いた様子で受け答えをされていました。 そんな中、イベントスケジュールにはない謎のゲストも出席されて、お話は「Aの魔法陣」や「ログ・ホライズンTRPG」を飛び出しとんでもない方向へ。時にはポカリスエットや危険なお尻や砂丘の緑化がどんどこらっきょう的な話が展開されてエリッサは目を白黒させてしまいました。あまりにもあんまりな内容の部分をカットすると、原稿の八割が真っ黒になってしまいました――このコーナーの文字数足りませんごめんなさい。
とはいえ、お伝えできる範囲でも海外のゲーム事情やユーザージェネレイトコンテンツに関する話題など、ためになるお話を多数お聞きする事ができましたよ。
深夜にもかかわらずとても楽しいイベントで、1時間があっという間でした。
◆「ログ・ホライズンTRPG」セッションその2
JGC2014では三日にわたって公式卓が2卓、合計で8回立てられました。こちらは三日目の公式セッションの様子です。
また、フリープレイコーナーでも遊んでくださった方がたくさんいらしたようです。ありがとうございます!
公式卓では特製キャラクターシートつきのクイックスターターキットを使用しました。ルールブックがなくてもすぐにプレイが始められるキットなので、初めてログホラを遊ぶPLさんにも好評をいただきました。
GMスタッフは「遊んでくださったPLさんたちは、みな素晴らしいゲーマーでした。熱いロールプレイのおかげで、毎回すごく盛り上がりましたよ!」「プレイ中に、様々なご意見や感想を頂きました。すべて開発チームに伝え、今後のデザインに生かしてゆきます。楽しい三日間でした、どうもありがとう!」とのこと。
エリッサも、こっそりお話を聞いていました。皆様のログホラ愛、TRPG愛が痛いほど伝わってきて、どこかのぐうたら姫にこの100分の1でもやる気と情熱を分けていただきたいと思ったしだいです。
◆閉会式、そしてイベント終了
48時間の締めくくり、閉会式の会場はほぼ満杯で、立ち見での参加者もいっぱいです。かく言うエリッサも後ろのほうで人波にかこまれぴょんぴょんしていました。もっと寂しいムードなのかと思っていたら開会式に負けない熱気にあふれています。
先生方の「日本の祝日はすべてゲームをするためにある!」「次のJGC2015が始まるまで、一年中がすべてJGC2014なのです」といった挨拶もゲームのイベントならではですね。毎年恒例の鈴木銀一郎先生による大号令では、なんと安田均先生を後継者に指名するというサプライズが! エリッサ、歴史の目撃者になりました!
最後は「ゲームは平和のもと。みんなで仲良くこれからもゲームを楽しんで行きましょう」と安田先生が締めくくり、JGC2014は閉幕しました。
参加者のみなさま、本当にお疲れ様でした!
エリッサ:こんにちは、「ログ・ホライズンTRPG」広報担当のエリッサです!
榊原:エンターブレイン榊原です!エリッサ:榊原さんは開発スタッフによると帰国子女さんだそうです。ハラ先生が可愛いイラストを描いて差し入れてくれました。
榊原:え? あ、ありがとうございます!エリッサ:かわいいです。記事にはこれでいきます(決定)。
榊原:ぺらぺらです(笑)エリッサ:エリッサはJGCはじめてなのですが、榊原さんもですよね。どきどきしますよね。どうですか?
榊原:私は主に販売やサイン会のフォローをしていたのですが、実際にそのタイトルを遊んでいる方々にお会いできたことが嬉しかったですね。感想を直に聞ける機会はあまりないので、とても貴重な体験でした。エリッサ:そういえば、今回はエンターブレインの販売ブースではおまけに缶バッジがついていたのでした!
榊原:そうなのです。2000円ごとのご購入でお渡ししている感じです。今回持ってきた新作を1~2冊買えば必ずゲットできます。エリッサ:どんな缶バッジですか?
榊原:ログホラのアカツキちゃんが1種、Aの魔法陣1種、ナイトウィザード3rdのカンバッジが2種類と。クトゥルフのるるいえシリーズのカンバッジが1種類。アルシャード1種、ビーストバインド1種。エリッサ:可愛いイラストですよね。華やかな感じの缶バッジでしたよね。
榊原:最初、エルダーサインとかの渋い路線を考えていたんですけど。(一同笑い声) 結局イベントで喜ばれるように可愛いのにしようということになりました。エリッサ:かわいいバッジばっかりです。一個もらいました。新規アイテムの方はどうですか?
榊原:「ナイトウィザードThe3rdEdition」の上級ルールブックは、このJGC会場では一番早い先行発売です。やっぱりファンの皆さんの関心度は高いですね。エリッサ:一般販売楽しみですね。
榊原:一般販売と言えば、『ログ・ホライズンTRPGリプレイ ごちそうキッチンと病の災厄』も出ます。エリッサ:開発スタッフが泣き笑いで作業していました。榊原さんが担当編集してくれていますよ、皆さん。
榊原:2本立てで、それぞれ違った面白さがありますね。某おじいちゃんの活躍…?によりギルドハウスができてパーティーをしたり、病の元凶と闘ったり。エリッサ:面白いって言うよりひどいですよね(笑)
榊原:ドイヒーです(笑)エリッサ:ドイヒー(ってなんだろ?)です(笑) 九月末の発売、楽しみにしています。
榊原:はい! そのほか「ログイン卓ゲー部(http://www.enterbrain.co.jp/hobby/trpg/tenpo.html)」でも販促企画も考えています。楽しみにお待ち下さい。皆さんも、このJGCイベントでばっちり、そしてその後も遊んで下さいね。エリッサ:インタビューありがとうございました。忙しくなってきたので、エリッサは退避します(><) また、広報の相談のって下さい!
榊原:はーい、またー!