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カラシンディナーショーにようこそ!
《からしんでぃなーしょーにようこそ》
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あら、こんにちは。
手元の番号をご覧になりまして? あなたの席はここで間違いないですわ。
ふふ、驚いていらっしゃるようね。〈第八商店街〉のディナーショーに参加されるのは初めてかしら?
そうね。この街でショーが開かれるのは、これが初めてですから。見た限り、半分くらいは、初めての参加となるのかしら。残り半分は私と同様、常連のお客様のようね。
このディナーショーでは、席はくじで決められるのです。貴族としての階級も、力関係も、申し込んだ順番も関係ない。等しく、彼らのショーや食事を楽しみ、新たな商売の契機を掴みにやってくる。いわば同好の士、仲間のようなものということでしょう。
この場で偶然隣同士になったことで、新たな知己を得ることもあります。私たちの慣習からすれば無防備に過ぎるようにも思えますね。けれど、給仕に回っているスタッフ全てが一流の〈冒険者〉である以上、心配は無用なのでしょうね。
そういうことだから、緊張する必要はないわ。確かにあなたのような男性、まして若い方は少ないけれど、ここでは皆、同じ立場なのですから。私みたいなおばさんも、貴方のような若き地元の名士もね。
それでは、ここで同席したのもご縁ですし、ショーの説明などさせていただこうかしら。
まずは、ショーが始まるまで、食事を楽しむの。近隣の地の物を中心に、〈第八商店街〉が取り扱っているおすすめの食材を扱った料理が出てくるわ。そこに、メニューがあるでしょう? 料理の名前の隣に、食材と産地が書いてあるのがおわかりかしら。
今回は……ショウワ村のコンニャク、アカギ牛のフィレ……やはり地元フォーブリッジの名産がおすすめのようね。ショーを楽しむのはもちろんだけれど、ここで〈冒険者〉の料理の流行りや、流通の動向を知るのも、我々貴族にとっては大切なことかもしれないわね。少なくとも、メニューは持ち帰っておくと、厨房長や文官たちは喜ぶわ。
……え? このレシピは知っている? ああ、なるほど。そういうことですか。噂の「Fortune recipe(幸せのレシピ)」が味わえるだなんて、足を伸ばした甲斐があるというものね。
**紳士淑女食事中**
……ごちそうさまでした。
若いあなたには少し物足りないかしら? 私にはちょうどいいくらいだけれど。うちの息子も最近食べ盛りでね、体づくりには必要なことなのでしょうけれど。
食事は、ショーが始まる時間までに食べ終わるのがここでのマナーなの。だから、皆がさほど時間をかけずに食べられるように、美味しいものを量を少なく、皿を多くして出す工夫をしているようね。
食べきれなかったときには、後で包んでお土産にもできるから、あまり焦らなくてもいいから、食が細い人も安心ね。
皿が下げられたら、ショーまでに少し時間が取られます。化粧を直したりお手洗いに行くなら、今の内よ。
さて。照明が落ちたわ。高位の〈召喚術師〉の魔法をこんな演出に使うのだから、贅沢よね。
だいたい5~6曲の歌と踊りが始まるわ。合間のカラシン様のお話も楽しいの。
ほら、出てきたわ。え? 今カラシン様がこちらを見て苦笑いをした? そんな、ただの気のせいよ。誰か、苦手な人と見間違えたのだと思うわ。さあ、上品に、けれど、気楽に楽しみましょうね。
**紳士淑女鑑賞中**
ふふふ、口をぽかーんと開けっぱなし。はしたないですわよ、次期当主さま。
けれど、無理もないかもしれないわね。色とりどりの照明、聞いたこともない楽器の音色に旋律、軽業師顔負けの軽やかな踊り。どれ一つだけでも芸として成立するものを、この短時間で全て詰め込んでいるのですもの。〈冒険者〉の娯楽というものは、本当に刺激的。
でも、これで終わりではないの。むしろ彼らにとってはこれからが本番なのではないかしら。〈第八商店街〉の実演販売。普段私たちが気づかないような名品を、実際に目の前で試しながら売ってくれるの。
ただ、気をつけてね。コンサートで高揚した気持ちのまま参加すると、調子に乗っていつもなら買わないようなものまで手を出してしまうから。そこだけは注意なさい。
……と、あら?
直接ステージにどなたかが? 〈第八商店街〉のスタッフ……ではなさそうですね。
〈第八商店街〉で過去買ったものについてクレームですか。無粋ですね。わざわざこんなところで、というか、敢えてこの場で〈第八商店街〉のメンツを潰すのが目的なのでしょうね。命知らずといいますか、〈冒険者〉を〈大地人〉の常識で見すぎているといいますか。
カラシン様なら簡単にかわすのでしょうけれど、イースタル貴族の失礼はイースタルの貴族が納めるのが筋なのでしょうね。面倒ではありますが。仕方ありません。……少し、お節介をしてきましょうか。
え? あの貴族は注意したほうがいい? 後でどんな嫌がらせをされるかわからない? ふふふ、心配してくださるのね、ありがとう。
けれど、大丈夫。貴族も私くらいの齢になるとね、悪党たちとの化かしあいが得意になってしまうものなのよ。
**紳士淑女仲裁中**
ご安心なさって。ええ、穏当に「ご理解」いただけました。
ちょっと、彼のことについては存じ上げていることがありまして、それをお伝えしたら、ええ、簡単に。目立つのは苦手ですが、カラシン様に借りを作るのも後々面倒でしたしね。いたしかたありませんわ。
私の名前? そうね、今宵は私人としての参加ゆえ、最初に名乗らなかった失礼をお許しください、フラウディオ様。
私はサラリヤ=ツレウアルテ=コーウェン。マイハマ領主、セルジアッド=アインアルド=コーウェンが長女。
けれど、かしこまらないで。私はここではただの、歌と踊りを愛する、ともかず様推しの一ファンですからね。
手元の番号をご覧になりまして? あなたの席はここで間違いないですわ。
ふふ、驚いていらっしゃるようね。〈第八商店街〉のディナーショーに参加されるのは初めてかしら?
そうね。この街でショーが開かれるのは、これが初めてですから。見た限り、半分くらいは、初めての参加となるのかしら。残り半分は私と同様、常連のお客様のようね。
このディナーショーでは、席はくじで決められるのです。貴族としての階級も、力関係も、申し込んだ順番も関係ない。等しく、彼らのショーや食事を楽しみ、新たな商売の契機を掴みにやってくる。いわば同好の士、仲間のようなものということでしょう。
この場で偶然隣同士になったことで、新たな知己を得ることもあります。私たちの慣習からすれば無防備に過ぎるようにも思えますね。けれど、給仕に回っているスタッフ全てが一流の〈冒険者〉である以上、心配は無用なのでしょうね。
そういうことだから、緊張する必要はないわ。確かにあなたのような男性、まして若い方は少ないけれど、ここでは皆、同じ立場なのですから。私みたいなおばさんも、貴方のような若き地元の名士もね。
それでは、ここで同席したのもご縁ですし、ショーの説明などさせていただこうかしら。
まずは、ショーが始まるまで、食事を楽しむの。近隣の地の物を中心に、〈第八商店街〉が取り扱っているおすすめの食材を扱った料理が出てくるわ。そこに、メニューがあるでしょう? 料理の名前の隣に、食材と産地が書いてあるのがおわかりかしら。
今回は……ショウワ村のコンニャク、アカギ牛のフィレ……やはり地元フォーブリッジの名産がおすすめのようね。ショーを楽しむのはもちろんだけれど、ここで〈冒険者〉の料理の流行りや、流通の動向を知るのも、我々貴族にとっては大切なことかもしれないわね。少なくとも、メニューは持ち帰っておくと、厨房長や文官たちは喜ぶわ。
……え? このレシピは知っている? ああ、なるほど。そういうことですか。噂の「Fortune recipe(幸せのレシピ)」が味わえるだなんて、足を伸ばした甲斐があるというものね。
**紳士淑女食事中**
……ごちそうさまでした。
若いあなたには少し物足りないかしら? 私にはちょうどいいくらいだけれど。うちの息子も最近食べ盛りでね、体づくりには必要なことなのでしょうけれど。
食事は、ショーが始まる時間までに食べ終わるのがここでのマナーなの。だから、皆がさほど時間をかけずに食べられるように、美味しいものを量を少なく、皿を多くして出す工夫をしているようね。
食べきれなかったときには、後で包んでお土産にもできるから、あまり焦らなくてもいいから、食が細い人も安心ね。
皿が下げられたら、ショーまでに少し時間が取られます。化粧を直したりお手洗いに行くなら、今の内よ。
さて。照明が落ちたわ。高位の〈召喚術師〉の魔法をこんな演出に使うのだから、贅沢よね。
だいたい5~6曲の歌と踊りが始まるわ。合間のカラシン様のお話も楽しいの。
ほら、出てきたわ。え? 今カラシン様がこちらを見て苦笑いをした? そんな、ただの気のせいよ。誰か、苦手な人と見間違えたのだと思うわ。さあ、上品に、けれど、気楽に楽しみましょうね。
**紳士淑女鑑賞中**
ふふふ、口をぽかーんと開けっぱなし。はしたないですわよ、次期当主さま。
けれど、無理もないかもしれないわね。色とりどりの照明、聞いたこともない楽器の音色に旋律、軽業師顔負けの軽やかな踊り。どれ一つだけでも芸として成立するものを、この短時間で全て詰め込んでいるのですもの。〈冒険者〉の娯楽というものは、本当に刺激的。
でも、これで終わりではないの。むしろ彼らにとってはこれからが本番なのではないかしら。〈第八商店街〉の実演販売。普段私たちが気づかないような名品を、実際に目の前で試しながら売ってくれるの。
ただ、気をつけてね。コンサートで高揚した気持ちのまま参加すると、調子に乗っていつもなら買わないようなものまで手を出してしまうから。そこだけは注意なさい。
……と、あら?
直接ステージにどなたかが? 〈第八商店街〉のスタッフ……ではなさそうですね。
〈第八商店街〉で過去買ったものについてクレームですか。無粋ですね。わざわざこんなところで、というか、敢えてこの場で〈第八商店街〉のメンツを潰すのが目的なのでしょうね。命知らずといいますか、〈冒険者〉を〈大地人〉の常識で見すぎているといいますか。
カラシン様なら簡単にかわすのでしょうけれど、イースタル貴族の失礼はイースタルの貴族が納めるのが筋なのでしょうね。面倒ではありますが。仕方ありません。……少し、お節介をしてきましょうか。
え? あの貴族は注意したほうがいい? 後でどんな嫌がらせをされるかわからない? ふふふ、心配してくださるのね、ありがとう。
けれど、大丈夫。貴族も私くらいの齢になるとね、悪党たちとの化かしあいが得意になってしまうものなのよ。
**紳士淑女仲裁中**
ご安心なさって。ええ、穏当に「ご理解」いただけました。
ちょっと、彼のことについては存じ上げていることがありまして、それをお伝えしたら、ええ、簡単に。目立つのは苦手ですが、カラシン様に借りを作るのも後々面倒でしたしね。いたしかたありませんわ。
私の名前? そうね、今宵は私人としての参加ゆえ、最初に名乗らなかった失礼をお許しください、フラウディオ様。
私はサラリヤ=ツレウアルテ=コーウェン。マイハマ領主、セルジアッド=アインアルド=コーウェンが長女。
けれど、かしこまらないで。私はここではただの、歌と踊りを愛する、ともかず様推しの一ファンですからね。