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吸血鬼 《きゅうけつき》
セルデシア世界で確認されているサブ職業(?)の一つ。本来〈吸血鬼〉はアンデッド系モンスターの一種であるのだが、一部のユーザーから〈吸血鬼〉をプレイしたいという要望があり、またアタルヴァ社のスタッフにも熱心な〈吸血鬼〉マニアがいたという事情が重なり、転職可能なサブ職業という形で実装されたという経緯を持つ。そのため、他の多くのサブ職業とは異なり、職業や社会的立場を表すのではなく、アンデッド系モンスターの一種である〈吸血鬼〉であることを表すサブ職業となっている。
〈大地人〉にとっての〈吸血鬼〉とは、亜人などのような身近で具体的な脅威というよりは、噂話や伝承として語られる怪異譚上の存在である。〈吸血鬼〉の絶対数の少なさとともに、〈吸血鬼〉の多くがその正体を隠して身を潜める傾向にあるためだ。人間を餌と見るような邪悪で狡猾な高位の〈吸血鬼〉は、自らの領地やダンジョンの奥底にこもり、下僕を使役して餌を取り寄せるため一般の〈大地人〉が直接遭遇することは稀であるし、人間に対して友好的であったり中立的な〈吸血鬼〉も必要以上に人間社会と接触を持つことは好まず人目を避けて暮らしている。意に添わずして呪いで〈吸血鬼〉になってしまったような被害者は、危険視されて退治されたりしないよう自らの素性を明らかにしない。
〈冒険者〉にとっての〈吸血鬼〉は、かつては一世を風靡したものの現在では日光ペナルティなどがきつく実用に耐えないサブ職という評価である。実装直後は、そのあまりにも強力過ぎる性能から誰もがこぞって〈吸血鬼〉に転職するほど圧倒的な人気を博したが、当然ながらほどなくして弱体化のパッチがあたり、以後はそうしたトラブルの歴史とともに使えないサブ職業の代名詞として知られる存在となっていった。
キャラクターモデルが〈吸血鬼〉らしい色白紅眼の耽美な容貌に変更されるなど、ゲームバランスに影響に与えないフレーバー要素はそのまま残されたため、現在では、性能を度外視して〈吸血鬼〉らしい雰囲気を楽しみたいプレイヤー向けの非常にニッチなサブ職業という立ち位置に落ち着いている。
詳しい記事が『セルデシア・ガゼットVol.17』に掲載されている。