セルデシア世界で確認されているサブ職業の一つ。〈調教師〉から派生する上級サブ職業のひとつで、竜種の調教に特化している。
多くの〈大地人〉にとってドラゴンやワイバーン、恐竜といった類のモンスターはいずれも極めて強大かつ脅威となる存在であり、それらを飼い馴らす〈竜使い〉となると御伽噺で語られる空想上の存在に近い。ヤマト全土を探しても、〈竜の聖域〉と呼ばれる秘境に転職クエスト発注のために存在する数人のみがいるだけとされている。
サブ職業の能力としては、竜種に特化した調教能力があり、ジャンルが限定されるかわりに〈調教師〉では扱えない上位のモンスターも飼いならせるようになる。しかし、竜種のみをひたすら調教して職業レベルを上げることはとてつもなく困難で、多大な時間と根気、そして戦闘力が必要となる。転職や育成のハードルは極めて高く、苦行職として名高い。それでもロマンを求めて〈竜使い〉を目指す者はいるが、高レベルの〈竜使い〉となると〈冒険者〉の中でもごく少数である。