三番目に目覚める〈典災〉のひとりで死を支配する〈刃の典災〉。
高位の剣士がアンデッドと化したモンスターである〈黄泉騎士〉に受肉している。その姿は黒髪に黒い瞳、浅黒い肌を持つ剣士。全身から黄色く不吉な死のオーラを放っており、アンデッドモンスターを呼び寄せる。
飾り気の無い黒衣の上から漆黒の外套を羽織り、刀身の黒い大太刀を背負ってた、まさに黒づくめのいでたちをしている。黒い豪雨を思わせる怒涛の連続攻撃を途切れることなく放つなど、高い剣の技量を持つ。その双眸を覗き込んだ者は己の死ぬ姿を幻視させられ、命を落とすこともあり、呼び寄せたアンデッドモンスターを指揮して攻撃させてくることもある。
〈採取者〉としての任務と剣の道を極める事を除いて他者への関心が薄く、自分の時間を邪魔されることを極度に嫌う。
目覚めた当初はイースタル東北部で存在を確認されたが、最近はウェストランデにその拠点を移した。その移動ルートをなぞるように、アンデッドモンスターの大量発生、村落襲撃などの事件が発生している。
その権能は「アンデッドを生み出すこと」であり、全身から常に放たれている黄色の瘴気は周囲の生物を衰弱させ、また、アンデッドモンスターを創造、活性化させる。