〈放蕩者の茶会〉の元メンバーであり、シロエとともに〈記録の地平線〉を立ち上げた創設メンバーの一人。シロエとは親友であり、〈エルダー・テイル〉時代から実際に顔を合わせて遊ぶほどだった。口癖は「○○祭りだぜ」。
身長１８３センチメートル、短めに刈り上げた褐色の髪と男性らしいはっきりした風貌で、ギルドのムードメイカーでもある。
就職と諸事情のためにしばらく〈エルダー・テイル〉を離れていたのだが、拡張パックリリースに合わせてログインしたところを〈大災害〉に巻き込まれ、以降シロエと行動を共にする。
戦闘においては〈守護戦士〉らしい絶大な防御力と前線構築能力でパーティーを守護する鉄壁の戦士であり、長剣と大型の盾という〈守護戦士〉のオーソドックスなスタイルを持っている。
一方で普段の言動は軽薄かつ下ネタを取り混ぜたもので、その件ではアカツキにいつも飛び膝蹴りを喰らうというポジションにある。もっともそれは本人の気遣いの現れらしく、人見知りで場になじめないアカツキに気が付くたびにまぜっかえしていたようだ。
ガサツな言動とは裏腹に気遣いのできる先輩タイプであり、後輩といった下の者へ面倒見が良い。またゲームの知識や〈大災害〉後の戦闘経験も豊富なためトウヤから慕われ彼の師匠を勤めている。
周りには秘密だが（秘密になっているのか？）、現在マリエールとは恋人関係にある。秘密とは言っても周囲は砂糖を吐きそうなのでコメントを控えているだけで、ほとんどの知り合いは交際関係だとして扱っている。秘密にするのが成功しているのは当の相手のマリエールであり、直継としては「もうすでに交際していててプロポーズを控えている状況」だという認識に対して、マリエールは「直継やんには好きだとか彼女になってくれとかってまだいわれてへんから……」というずれがある。このずれは後々問題になるかもしれないが、おせっかいを焼くのも甘ったるいので誰も解決しようとは思っていない。
親友であるシロエは知恵者と周囲から思われていても、本当は不器用だということを誰よりも理解している。そのため彼をフォローする役目を担っている。
ギルドハウスの部屋は３階にある洒落っ気のない落ち着いた部屋だが、どちらかという部屋の外で過ごす時間が多いために物が少ないというのが実情のようだ。