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ミズファ・トゥルーデに関する報告書(1) 《ミズファ・トゥルーデにかんするほうこくしょ いち》
 〈東伐将軍〉ミズファ・トゥルーデ(本名ミスハ・ロング)についての調査結果をここに記す。この文章は読後破棄を勧告する。


 二十代前半、ミスハはミズファ・トゥルーデと名乗り、平民として軍に入隊。
 どんな厳しい任務も愚痴一つこぼさずにこなし生還することから「クロスバルの雌犬」と称され出世街道を驀進、平民出身者の頂点である佐官にまで至る。
 しかし、昇進もそこでパタリと止まる。佐官より上は貴族出身の軍人や、貴族へのコネを持つ者ばかりで、貴族のコネを持たないミズファには辿り着けない領域だったのだ。
 そんな折、受けていた特殊任務からきな臭い匂いを嗅ぎつけたミズファは、私兵を使って任務の裏を徹底的に探る。結果として、元老院の貴族〈治部卿〉パーシヴァル・バベッジ伯爵に辿り着く。
 伯爵は、人為的に改造強化された兵士の量産、すなわち〈ノーストリリア計画〉の再現を目指し独自の研究を行っており、その被験体として奴隷商人から奴隷を買い、スラムから廃棄児を狩り集めていた。
 その陰謀を知ったミズファだが、正義のために告発などという殊勝な気持ちは芽生えず、バベッジ伯爵を脅迫し自らの後援者に仕立て上げる。
 二十代後半、バベッジ伯爵のコネを得たミズファが順調に出世を続け、元老院お抱えの暗部として私兵を正規雇用したころに〈大災害〉が発生。
 濡羽と引き合わされた際に〈冒険者〉のステータスを見る能力によって本名バレしてしまう。濡羽の手回しで早々にステータスの偽装が行われたため、ミスハ・ロングの名をしる〈冒険者〉は濡羽とインティクス、ゼルデュスなど数名に留まったようだ。
 〈神聖皇国ウェストランデ〉が〈Plant hwyaden〉に協力することが決まり、その目付けとして設けられた〈東伐将軍〉を叙勲、〈十席会議〉の第四席に収まった彼女は〈赤い夜作戦〉などで軍事力強化を着々と進め、〈イースタル〉を虎視眈々と狙っている。
 なお、軍に入隊する前の経歴については、どうも不明な点が多いので、追加調査を行う予定。