〈Ｐｌａｎｔ ｈｗｙａｄｅｎ〉所属の〈法儀族〉の〈施療神官〉。〈十席会議〉の第三席。
神経質そうな視線を持つ眼鏡の青年で、痩せぎすの身体を豪華な文官風衣装に包んでいる。目の下にはっきりと現れた色濃いくまが示す通りワーカーホリックであり、〈Ｐｌａｎｔ ｈｗｙａｄｅｎ〉の財政及び開発の中心を担っている。
〈大災害〉以前はまったく無名のプレイヤーだったが濡羽に見出されてこの要職についた。そのため〈十席会議〉の中では濡羽派についているとみなされるが、性格上素直に恩義を感じているかどうかは不明である。
生粋のゲーマーで、特にシムシティやＦａｃｔｏｒｉｏといった内政開発型のゲームにおいて効率重視のプレイをするタイプであった。現在もその意識の延長線上でミナミ及びその経済圏の開発に邁進しており、ヤマト西部の高い成長率は彼に負うところが大きい。
彼にとって効率化と経済成長は何かをなすための手段ではなく目的そのものであるために、その目的を果たすために手段を選ばない節がある。ジェレド＝ガンから伝え聞いた僅かな情報を元に口伝〈凝魔鍛術〉を開発し、魔力貯蓄体質となった。